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等高線をプロットする

グラフを等高線を表示することもできます. このためには, set contour というコマンドを使います.

set countourを実行してから関数をプロットすると, その関数の等高線が表示されます. しかし, これには いくつか問題があります.

  set contour [Enter]
  splot exp(-(x**2+y**2)/20) [Enter]
とすると, 結果は図8.7 のようになります.

図 8.7: 等高線のプロット(望ましくない例)
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-3d-contour-1.eps}

8.7には,

という問題があります.

より見やすい等高線グラフを作成するには, 8.1.5節の視点変更と 8.1.7節の網かけ面の非表示 を組み合わせる必要があります. さらに, このままでは図が粗いので, 8.1.3節の網目の切り直しを 併用した方がよいでしょう. さらに, 見やすいようサイズも適当に調整すべきです.

以上を踏まえた上で,

set nosurface [Enter]
set contour [Enter]
set size 0.66,1 [Enter]
set view 0,0,1,1 [Enter]
set isosamples 50,50 [Enter]
splot exp(-(x**2+y**2)/20) [Enter]
という一連のコマンドを実行すると, 図8.8のような等高線グラフが得られます.

図 8.8: 等高線のプロット
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-3d-contour-2.eps}

ここまでに出てきた等高線の表示に関連したコマンドを 表8.5にまとめておきます.


表 8.5: 等高線の表示に関連したコマンド
機能 コマンド
等高線を表示する set contour [Enter]
等高線を表示しない set nocontour [Enter]
等高線の高さのを指定した書式で表示する set clabel '書式' [Enter]
等高線の高さを表示しない set noclabel [Enter]
現在の等高線の高さの表示形式を見る show clabel [Enter]



Shigeru HANBA 平成17年7月16日