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: 文字の大きさや字体の指定と回転 : plusモード: 数式の組版とテキストのより細かい制御 : plusモードの開始と終了 目次

plusモードのコマンド

plusモードにおけるコマンドの記法は基本的にLATEXと同じで, 最初の文字が「\」(バックスラッシュ)で始まります. コンピュータの状態によっては記号「\」が画面には円記号(「¥」のような形) として表示されることがあるので注意して下さい. また, キーボードの表面にも, 記号「\]のかわりに記号「¥」が表示されていることがあります.

コマンドの有効範囲を明示する必要が生じることもあります. この典型的な例が, 後の10.3.2節で述べる フォントの選択です.

コマンドの有効範囲を指示するためには, 記号「{」「}」を使います. 「{」が有効範囲の始まり, 「}」が有効範囲の終わりです. たとえば, コマンド\it(10.3.2節参照)の 有効範囲を限定するには,

  {\it }
などのようにします.

コマンドの中には引数を取るものもあります. コマンドの引数をあらわすのにも, 多くの場合は 記号「{」「}」を使います.

たとえば, コマンド\sqrtは平方根記号を表示するコマンドなのですが (後述, 表10.5), 数2に平方根の記号を付けるには,

  \sqrt{2}
のように, コマンドsqrtの引数として2を指定します.

これ以外に, 引数を取るコマンドで,

  \command=値
という書き方を要求するものもあります(後述, 10.3節).



Shigeru HANBA 平成17年7月16日