\
」(バックスラッシュ)で始まります.
コンピュータの状態によっては記号「\
」が画面には円記号(「¥」のような形)
として表示されることがあるので注意して下さい. また, キーボードの表面にも,
記号「\
]のかわりに記号「¥」が表示されていることがあります.
コマンドの有効範囲を明示する必要が生じることもあります. この典型的な例が, 後の10.3.2節で述べる フォントの選択です.
コマンドの有効範囲を指示するためには, 記号「{
」「}
」を使います.
「{
」が有効範囲の始まり, 「}
」が有効範囲の終わりです.
たとえば, コマンド\it
(10.3.2節参照)の
有効範囲を限定するには,
{\it }などのようにします.
コマンドの中には引数を取るものもあります.
コマンドの引数をあらわすのにも, 多くの場合は
記号「{
」「}
」を使います.
たとえば, コマンド\sqrt
は平方根記号を表示するコマンドなのですが
(後述, 表10.5), 数2に平方根の記号を付けるには,
\sqrt{2}のように, コマンド
sqrt
の引数として2を指定します.
これ以外に, 引数を取るコマンドで,
\command=値という書き方を要求するものもあります(後述, 10.3節).