next up previous contents
: 視点の変更 : 直交座標系を用いた3次元グラフの描画 : グラフにかかった網目の大きさを変える 目次


隠れ面の表示の切り換え

splotで3次元グラフを網目を使って表示しているとき, 画面に描画されるのは, 網目をある方向から見た図, すなわち, ある方向に射影した像です. さて, 現実の世界で3次元図形を見るときには, 目に見えるのは一番近い図形のみで, その影に隠れた図形(隠れ面)は見えません. ところが, gnuplotは, 標準状態では他の網目に隠された面も表示します. この隠れ面を表示しないようにするには, set hidden3dというコマンドを使います.

隠れ面の表示と非表示の切り換えのコマンドを 表8.2にまとめておきます.

表 8.2: 隠れ面の表示切り換え
機能 コマンド
隠れ面を表示しない set hidden3d [Enter]
隠れ面を表示する set nohidden3d [Enter]

例として,

  set hidden3d [Enter]
  splot exp(-(x**2+y**2)/20) [Enter]
とした場合の図を8.3に 示します. 図8.1と見比べてみて下さい.

図 8.3: 隠れ面を表示しない場合のグラフ
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-3d-hidden3d.eps}



Shigeru HANBA 平成17年7月16日