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: 目盛りの数値の書式を変更する : 詳細な目盛りの制御 : 詳細な目盛りの制御 目次

目盛りの表示

x軸の目盛りを切り直すには,
  set xtics 初期値, 増分, 終了値 [Enter]
とします. 同様に, y軸の目盛りを等間隔で切り直すには,
  set ytics 初期値, 増分, 終了値 [Enter]
とします.

gnuplotは, 標準では, x軸についてはグラフの上下に, y軸についてはグラフの左右に目盛りを打ちます. この表示切り換え(両方に目盛りを打つか片方だけにするか) には, [no]mirrorというキーワードを使います.

たとえば, x軸に関し, 上下双方に目盛りを打つのをやめたいときには,

  set xtics nomirror [Enter]
と入力し, 逆に上下双方に目盛りを打つようにしたいときには
  set xtics mirror [Enter]
とします. y軸に関しても同様で, 左右双方に目盛りを打つのをやめたいときには,
  set ytics nomirror [Enter]
と入力し, 逆に左右双方に目盛りを打つようにしたいときには
  set ytics mirror [Enter]
とします.

目盛りを不等間隔で切りたいときには, ( )内に 目盛りを打つ場所の座標を指定してゆきます. たとえば, グラフ下側のx軸の座標$ 1,4,9.16$という点に目盛りを打ちたいときには,

  set xtics (1,4,9,16) [Enter]
とします. 同様に, グラフ左側のy軸の座標$ 1,4,9.16$という点に目盛りを打ちたいときには,
  set ytics (1,4,9,16) [Enter]
とします.

目盛りを表示するかしないかを切り換えることもできます. たとえば, 下の目盛りを表示するときには

  set xticsk [Enter]
とし, たとえば, 下の目盛りを表示しないときには,
  set noxtics [Enter]
とします.

ひとつの目盛りの中により細かい副目盛りを刻むこともできます. このためには,

  set mxtics 数 [Enter]
  set mytics 数 [Enter]
のように指定します. 「数」と書かれた部分には, ひと目盛りの中にいくつ小さい目盛りを打つかを整数で指定します.

目盛りの表示/非表示の切り換えに関連したコマンドを表7.6にまとめておきます.

表 7.6: 目盛りの表示, 非表示関連のコマンド
機能 コマンド
x軸の目盛りを表示 set xtics [Enter]
x軸の目盛りを非表示 set noxtics [Enter]
x軸の目盛りを上下の片方だけに set xtics nomirror [Enter]
x軸の目盛りを上下の両方に set xtics mirror [Enter]
y軸の目盛りを表示 set ytics [Enter]
y軸の目盛りを非表示 set noytics [Enter]
y軸の目盛りを左右の片方だけに set ytics nomirror [Enter]
y軸の目盛りを左右の両方に set ytics mirror [Enter]
目盛りの全状態を報告 show tics [Enter]



Shigeru HANBA 平成17年7月16日