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キーのスタイルと位置の制御

キーを制御するには, set key というコマンドに続いていろいろな オプションを指定してゆきます.

まず, 基本的なものとして, 表7.4に3個のコマンドを挙げておきます.

表 7.4: グラフの説明の制御(基本)
機能 コマンド
キーを表示する set key
キーを表示しない set nokey
キーの状態を見る show key

次に, キーの表示場所や表示のされかたを 変更するためのコマンド set key のさまざまなオプションを 表7.5にまとめておきます. 表7.5のオプションはすべて コマンド set key のあとに続けて指定されます. たとえば, 表7.5の最初の「キーの場所を左上にする」 という機能を使うためには,

  set key left top [Enter]
と入力します.
表 7.5: コマンド set key のさまざまなオプション
機能 オプション
キーの場所を左上にする left top
キーの場所を左下にする left bottom
キーの場所を右上にする right top
キーの場所を右下にする right bottom
キーの場所を画面外上段にする top outside
キーの場所を画面外下段にする bottom outside
キーの場所をグラフの下側にする below
キーが表示される場所の座標$ x$$ y$を指定する $ x,y$
線の見本の長さに$ m$文字分の長さを追加する samplen $ m$
説明を線の右側に付ける noreverse
説明を線の左側に付ける reverse
線の説明を箱で囲む box
線の説明を箱で囲まない nobox
文字が表示される部分の前側に$ m$文字分の空白を追加する width $ w$
グラフが複数あるとき (7.2節参照), 説明の文字を左にそろえる Left
グラフが複数あるとき説明の文字を右にそろえる Right
グラフが複数あるとき説明の あいだの空白の幅を標準の$ m$倍にする($ m0$) spacing $ m$
キー全体に標題をつける title 'キーの標題'

7.5において, 文字が斜体になっている部分には, 適当な数値が入ります. 特に断ってある場合を除き, 正の数と負の数のいずれも指定可能です.

また, 表7.5のオプションの中で種類が違うものについては いくつでも組み合わせて指定することができます. 表7.5では, オプションの種類が変わるごとに横線を引いて 区別してあります.

線の説明を箱で囲むときには, さらに囲む線のスタイルなどを変更することもできます. 指定の仕方は7.1.4と同じです.


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Shigeru HANBA 平成17年7月16日