キーワード with を使うと,
線の種類, 線の太さ, 点の種類, 点の大きさを指定するときには,
表6.3に示したようなキーワードを使います.
指定する事項 | キーワード | 省略記法 |
線の種類 | linetype | lt |
線の太さ | linewidth | lw |
点の種類 | pointtype | pt |
点の大きさ | pointsize | ps |
plot sin(x) with lines linetype 3 linewidth 10 [Enter]のようにキーワード with に続いて必要なキーワードおよびその キーワードに対応した数値を入力してゆくのですが, ここでひとつ 注意すべきことがあります. それは何かというと,
指定するキーワードの順番は決まっているということです. 具体的に言うと, 表6.3の キーワードを指定するときには, 表6.3と同じ順番を守らなければなりません. 指定する必要のないキーワードを飛ばすことはできるのですが, 順番を入れ換えることはできません. ですから, たとえば
plot sin(x) with lines linewidth 10 linetype 3 [Enter]と入力するとエラーメッセージが出ます. 次に, 先ほど予告したグラフのスタイルについて説明しましょう. gnuplotでは, 表6.4に示されているような グラフのスタイルが使えます. ただし, これらの中には, 2次元グラフを描画するときのみ有効なものがあります.
スタイル名 | 機能 |
lines | データ点のあいだを線で結ぶ(データ点には小さい点を打つ). |
points | データ点に適切な図記号を配置する. データ点のあいだには線を引かない. |
linespoints | データ点に適切な図記号を配置し, データ点のあいだを線で結ぶ. |
impulses | 各データ点について, x軸からデータ点まで垂直に伸びる直線を引く. |
dots | データ点に小さい点を打つ. |
steps | グラフを階段関数で表示する. |
errorbars | y軸にエラーバーを表示する. |
xerrorbar | x軸にエラーバーを表示する. |
xyerrorbars | x軸とy軸にエラーバーを表示する. |
boxes | 各データ点について, x軸からデータ点まで垂直に伸びる長方形を描く. |
boxerrorbars | 各データ点について, x軸からデータ点まで垂直に伸びる長方形を描き, y軸にエラーバーを付ける. |
boxxyerrorbars | 各測定点について, データ点の値とその誤差 が与えられているときには, 4個の頂点 , , , を持つ長方形を描画する. また, データ点の値とその最小値, 最大値 が与えられているときには, 4個の頂点 , , , を持つ長方形を描画する. |