next up previous contents
: その他の関数 : 数学関数 : 指数関数, 対数関数, 三角関数 目次

算術関数

gnuplotには 実数や複素数の演算や整数への変換のためのいろいろな 関数が用意されています. これらを表4.3にまとめて おきます.
表 4.3: 実数, 複素数の演算と整数への変換
関数 引数の型 意味
abs(x) 任意 絶対値関数. 引数の絶対値を返す
sgn(x) 任意 符号関数. 引数の実部が正なら1, 負なら0を返す. 引数の実部が0のときは0を返す
arg(x) 複素数 複素数の偏角を返す. 返却値の単位はラジアンか度のいずれか. set anglesによって返却値の単位をラジアンにするか度にするか を選択する
sqrt(x) 任意 引数の平方根を返す
ceil(x) 任意 引数以上の最小の整数を返す. 引数が複素数のと きにはその実部に対して作用する
floor(x) 任意 引数以下の最大の整数を返す
int(x) 実数 引数が正のときは引数以下の最大の整数を, 引数が負のときは引数以上の最小の整数を返す
real(x) 任意 複素数の引数の実部を返す
imag(x) 複素数 複素数の引数の虚部を返す



Shigeru HANBA 平成17年7月16日