1行あたりの数値が3個のデータファイルでは,
番目のデータ点の極座標が
であるとき,
すなわち直交座標に直すと
という順で並びます.,
,
1行あたりの数値が2個のデータファイルでは, データ点の原点からの距離は
つねに1であると解釈されます. すなわち, データファイルの第行目に
という数値が記載されているとき, gnuplotはこのデータ点を 極座標,
例として, 半球面上にある点の極座標がいくつか保存された ファイル spherical.dat のプロットを示します. ファイル spherical.dat の内容は 図9.45(a) のようなものであるとします. ファイル spherical.dat には250個のデータ点が 含まれるのですが, 図9.45(a)には そのうち最初の5個だけが記載されています.
図9.45(a)のような データファイルを準備した上で
set mapping spherical [Enter] splot 'spherical.dat' [Enter]というコマンドを実行すると, 図9.45(b)のようなグラフが描画されます.