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: 描画範囲の調整 : パラメータ表示された3次元グラフ : パラメータ表示モードの起動と終了 目次

簡単な例題

この節では, 例題として, いくつかの簡単なパラメータ表示された 3次元グラフを描画してみます.

まず, トーラス(ドーナツ型)をプロットしてみます. トーラスのパラメータ表示は, たとえば

$\displaystyle x=\cos u (3+\cos v), \quad
y=\sin u (3+\cos v), \quad
x=\sin v
$

によって与えられます. これをプロットしてみましょう.

あらかじめ

  set parametric [Enter]
とした上で,
  splot cos(u)*(3+cos(v)),sin(u)*(3+cos(v)),sin(v) [Enter]
と入力すると, 図8.13のように, トーラスが描画されます.
図 8.13: トーラス
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-3d-torus.eps}
残念ながら, 図8.13の描画は見やすいとは言い難いです. この理由は, パラメータの範囲が適切でないこと, 隠れ面の処理がなされていないこと, 網目の切り方が粗すぎることにあります. これらを調整する方法を以下で 順に見てゆきます.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日