splot [xの下限:xの上限] [yの下限:yの上限] [zの下限:zの上限] 関数 [Enter]というものです. ただし, 後半の部分を省略して, 最初の1個だけ, あるいは最初の2個だけのパラメータを指定することもできます. 途中の部分を省略するときには省略したい部分に
[]
と書きます.
いくつか例を示します.
機能 | コマンド |
xの範囲のみ指定 | splot [0:1] sin(x+y) [Enter] |
xとyの範囲を指定 | splot [0:4] [0:1] sin(x+y) [Enter] |
x,y,zの範囲を指定 | splot [0:4] [0:1] [0:4] sin(x+y) [Enter] |
x,zの範囲を指定 | splot [0:4] [] [0:1] sin(x+y) [Enter] |
ここで注意してほしいのは, splotにおける各軸の範囲指定は, 先に実行されたコマンドの影響を受けるということです. gnuplotを起動したときには どの軸の範囲もデフォルトで verb?[-10:10]?になっているのですが, たとえば
splot [0:1] sin(x+y) [Enter]というコマンドを実行すると, x軸のデフォルトの範囲は
[0:1]
に変わってしまいます.
なお, コマンド plot にはこのようなことはありません.
あらかじめx軸, y軸, z軸の範囲を指定しておくこともできます. このためには,
splot [0:1] sin(x+y) [Enter]と明示的に範囲指定して splot を使うと, 先ほど指定した範囲は 上書きされてしまいます.