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: いろいろな3次元グラフを描画する : 簡単な例 : 簡単な例 目次

変数と描画範囲の指定

変数や描画範囲を指定する方法は直交座標を用いた場合と同じです. いくつか例を挙げます.
表 7.19: 変数や描画範囲の指定
機能 コマンド
変数の動く範囲のみを指定 plot [0:pi] sin(2*t) [Enter]
半径の範囲のみを指定 plot [0:pi] sin(2*t) [Enter]

これとは別に, あらかじめ変数や半径の範囲を指定しておくことも できます.

変数の動く範囲を指定するには,

set trange [下限:上限] [Enter]
などとします. また, 描画される半径の範囲を指定するには,
set rrange [下限:上限] [Enter]
などとします. 極座標モードに入ったときには, trangeの初期値は[0:2*pi]に, rrangeの初期値は[0:10]になっています.

なお, 描画にあたってサンプル点の数を十分多く取っておかないと, サンプル点が足りないために予想に反する奇妙な図形が得られることがあります. 極座標を用いたパラメータ付き曲線描画モードを使うときは, あらかじめ

  set samples サンプル点の数 [Enter]
と自分で指定しておくと良いでしょう(「サンプル点の数」のところには適当な自然数が入ります). サンプル点の数の初期値は100ですが, 100では足りないことも多いです.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日