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: 極座標を用いたパラメータ付き曲線のプロット : 直交座標を用いたパラメータ付き曲線のプロット : パラメータ付き曲線の例 目次

パラメータの範囲や描画範囲の指定

パラメトリック付き曲線の描画モードでは, コマンド plot に続けて, パラメータの範囲, 横軸と縦軸の3種類が範囲を指定できます.

パラメータ, 縦軸, 横軸のそれぞれについてそれぞれ

の4種類の指定ができます. 指定されていない部分は自動的に調整されます. 以下にいくつか例を示します.
表 7.18: 描画範囲の設定例
機能 コマンド
パラメータ, 横軸, 縦軸とも指定しない plot cos(t),sin(t) [Enter]
パラメータの上限のみ指定 plot [:2*pi] cos(t),sin(t) [Enter]
パラメータの下限のみ指定 plot [0:] cos(t),sin(t) [Enter]
パラメータの上限と下限を指定 plot [0:2*pi] cos(t),sin(t) [Enter]
パラメータは指定なし, 横軸の上限と下限を指定 plot [] [-1:1] cos(t),sin(t) [Enter]
横軸と縦軸の上限と下限を指定 plot [] [-1:1] [-1:1] cos(t),sin(t) [Enter]
パラメータ, 横軸, 縦軸の上限と下限を指定 plot [0:2*pi] [-1:1] [-1:1] cos(t),sin(t) [Enter]

これとは別に, あらかじめ変数や半径の範囲を指定しておくことも できます.

変数の動く範囲を指定するには,

  set trange [下限:上限] [Enter]
などとします. 横軸と縦軸の範囲を指定するには, それぞれ
  set xrange [下限:上限] [Enter]
  set yrange [下限:上限] [Enter]
などとします. trangeの初期値は[-10:10]に, xrangeの初期値は[-10:10]になっています.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日