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: グラフ上下左右の余白の調整 : 関数のグラフのプロット : グラフの大きさの指定 目次

グラフの起点の指定

画面に描画されるグラフの起点(左端の点)を指定するには, set origin というコマンドを使います.

具体的な指定の仕方は,

set origin x,y [Enter]
です. ここに, x,yと書かれた部分には適当な数値が入ります. コマンドset origin は グラフの起点(左端の点)を グラフが表示されるウィンドウから見た相対的な位置で指定するので, $ x$$ y$は0以上1以下の値でなければなりません.

たとえば,

  set origin 0.5,0.5 [Enter]
とすると, グラフを描き始める点がグラフが表示されるウィンドウ の中央になります.

  set origin 0.5,0.5 [Enter]
  plot sin(x) [Enter]
とした場合にX Window Systemの画面に 表示されるグラフの例を図7.23 に示します.

図 7.23: 原点を指定したグラフ
\includegraphics[width=.6\textwidth]{EPS/gnuplot-2d-set-origin.eps}

なお, たとえば図7.23のようなグラフを 描いてからそのグラフをPostScript形式で保存した場合には, 原点の情報は失われます. 図7.23のような不完全なグラフがそのまま 保存されることはありません.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日