たとえば, x軸に副目盛りを打ちたいときには,
set mxtics [Enter]とします. また, x軸の副目盛りを消したいときには,
set nomxtics [Enter]と入力します.
副目盛りはデフォルトでは1個の主目盛を10等分するように打たれます. これを変更するには,
set mxtics 数 [Enter]と入力します. ただし, 「数」と書かれた部分では, 1個の主目盛り を何等分するかを指定します. x2tics, yticsなどについても同様です.
gnuplotはデフォルトでは目盛りをグラフ全体を囲むボックスの 内側に表示しますが, この目盛りの表示位置をボックスの外側に 変更することもできます. 目盛りの表示位置をグラフの外側にするには
set tics out [Enter]と入力し, 目盛りの表示位置をグラフの内側にするには
set tics in [Enter]と入力します.
目盛りの制御に関連したコマンドを表7.9に まとめておきます. なお, 表中で「[数]」と書かれている部分では, 「数」という部分には適当な数値が入ります. また, 記号「[]」は その部分の記述が省略可能であることを意味しています. たとえば, 表7.9の1段目の記述は, set mxticsというコマンドが
set mxtics [Enter]あるいは
set mxtics 10 [Enter]などのようにして使われることを意味しています.
機能 | コマンド |
x軸の副目盛りを表示, 設定 | set mxtics [数] [Enter] |
x軸の副目盛りを非表示 | set nomxtics [Enter] |
x軸の第2副目盛りを表示, 設定 | set mx2tics [数] [Enter] |
x軸の第2副目盛りを非表示 | set nomx2tics [Enter] |
y軸の目盛りを表示,設定 | set mytics [数] [Enter] |
y軸の目盛りを非表示 | set nomytics [Enter] |
y軸の第2副目盛りを表示, 設定 | set my2tics [数] [Enter] |
y軸の第2副目盛りを非表示 | set nomy2tics [Enter] |
z軸の目盛りを表示, 設定 | set mztics [数] [Enter] |
z軸の目盛りを非表示 | set nomztics [数] [Enter] |
目盛りをボックスの内側にする | set tics in [Enter] |
目盛りをボックスの外側にする | set tics out [Enter] |
目盛りの状態を表示 | show tics [Enter] |