next up previous contents
Next: ファイルを開く Up: チュートリアル Previous: 描き終わった図を保存する

描き終わった図を印刷する

Tgifで描いた絵を印刷したり実験レポートなどの文書に取り込んだり したい場合には, Tgif用のセーブファイルをそのまま使うことはできな いので, データをを印刷に適した形式に変換する必要があります. よく使われるのが, 文書印刷のための標準的な形式のひとつである PostScript という形式(拡張子はps)です. ところで, PostScriptという形式は 自由度が非常に高いのですが, いろいろなことができすぎるために, レポート本文などに PostScript 形式のデータを取り込むと問題が生じることが あります. このような問題が起きないようにPostScriptの機能に制限を加えた encapsulated PostScript という形式(拡張子はeps)もよく使われます. Tgifを最初に起動したときには, 印刷データの形式は encapsulated PostScript になっています.

では, 印刷できる形式にデータを変換してみましょう. このためには, メニューバーウィンドウの「ファイル」メニューから 「印刷」を選択します(ショートカットは \fbox{\small\sc{Ctrl}}+ \fbox{\small\sc{p}}です). 正常に作業が終わった場合は, メッセージウィンドウに

'test.eps'に出力中...
eps file printed into 'test.eps'
などといったメッセージが出ます.

では, 次にTgifでファイルを読み込む練習をするので, 一旦Tgifを終了して下さい. Tgifの終了のしかたは覚えているでしょうか? メニューバーウィンドウの「ファイル」メニューから 「終了」を選択するか, \fbox{\small\sc{Ctrl}}+ \fbox{\small\sc{q}}とすれば終了です. 今作業をしていたディレクトリに test.obj というファイルとtest.eps というファイルができていることを確認しておいて下さい.



Shigeru HANBA
平成16年1月30日