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tgif2texによる処理の流れのまとめ

tgif2texによる処理の流れは以下のようになります.
手順1)
Tgifでオブジェクトファイル.objとPostScriptファイル.psを作成する.
手順2)
コマンド tgif2tex によってLATEXのソースファイル.tpsと テキストを含まないPostScriptファイル.dpsを作成する.
手順3)
ファイル.tpsをLATEXのソースファイルに取り込み, LATEXによって処理する.

一連の処理の流れを図10.6にまとめておきます.

図 10.6: tgif2texを用いた作業の流れ
\includegraphics[width=.2\textwidth]{eps/tgif2tex-procedure.eps}

TgifでLATEXのコマンドを入力しているときにはLATEXのコマンドそのものの デバッグはできないし, コマンドが長くなるとテキストの実際の表示位置がわかり にくくなります. ですから, tgif2texで処理する前の図を作成する段階では, たとえば「aaaa」などといったダミーの短い文字列をテキストが入るべき箇所に挿入しておき, コマンド tgif2tex を実行したあとで .tpsという拡張子が付いたファイル にLATEXのコマンドを書き込んでゆくと便利なこともあります.

さいごに, 繰り返しになりますが, tgif2texを使う上での注意事項をいくつか列挙しておきます.



Shigeru HANBA
平成16年1月30日