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: 線の太さを変える : 関数のグラフの線のスタイルを変える : インパルスで表示 目次

階段グラフ

階段グラフを作ることもできます. このような場合には,
plot 関数 with steps [Enter]
のようにします.

以下に例を示します.

  plot sin(x) with steps [Enter]

結果は図7.5のようになります.

x軸から伸びる長方形のボックスで関数を表示するには,

plot 関数 with boxes [Enter]
のようにします.

以下に例を示します.

  plot sin(x) with boxes [Enter]

結果は図7.6のようになります.

図 7.5: 階段グラフでプロット
図 7.6: x軸から伸びる長方形の箱でプロット
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-2d-steps.eps} \includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-2d-boxes.eps}

階段グラフには, steps, fsteps, histepsの3種類があり, それぞれ挙動が違います. 2個の点$ (x_1,y_1)$$ (x_2,y_2)$が与えられているとき, steps, fsteps, histepsはそれぞれ

steps
$ (x_1,y_1)$から$ (x_2,y_1)$への水平な線と$ (x_2,y_1)$から$ (x_2,y_2)$への垂直な線を引く
fsteps
$ (x_1,y_1)$から$ (x_1,y_2)$への垂直な線と$ (x_1,y_2)$から$ (x_2,y_2)$への水平な線を引く
histeps
$ \left ( (x_0+x_1)/2,y_1 \right )$から点 $ \left ( (x_1+x_2)/2,y_1 \right )$への水平な線と $ \left ( (x_1+x_2)/2,y_1 \right )$から点 $ \left ( (x_1+x_2)/2,y_2 \right )$への垂直な線を引く
という挙動を示します. 図7.7のようなデータファイル (ファイル名を steps.dat とします)が与えられたときの steps, fsteps, histepsの挙動をそれぞれ 図7.8, 図7.9および 図7.1.4.4 に示します. 挙動の違いを見やすくするために, データ点を大きく表示 してあります.
図 7.7: データファイル steps.dat の内容
\includegraphics{EPS/2d-1-file.eps}

図 7.8: stepsの挙動
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-steps.eps}
図 7.9: fstepsの挙動
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-fsteps.eps}
図 7.10: histepsの挙動
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-histeps.eps}



Shigeru HANBA 平成17年7月16日