next up previous contents
: postscript : いろいろなターミナル : いろいろなターミナル 目次

x11

X Window Systemでグラフを画面上で確認するためのターミナルです.
  set terminal x11 [Enter]
とするとこのウィンドウを選択できます.

グラフを表示するウィンドウを複数作りたいときには,

  set terminal x11 番号 [Enter]
とします. ここに, 「番号」と書かれた部分には0以上の数を指定します. ただし, 数0を指定することと番号を指定しないことの効果は同じです.

たとえば,

  set terminal x11
  plot sin(x)
  set terminal x11 1
  plot cos(x)
  set terminal x11 2
  plot exp(x)
とすると, 画面には「Gnuplot」「Gnuplot 1」「Gnuplot 2」と書かれた3枚のウィンドウが開きます (図5.4).
図 5.4: gnuplotで複数の画像ウィンドウを開いたところ
\includegraphics[width=\textwidth]{EPS/gnuplot-x11-n.eps}

それぞれのウィンドウにマウスカーソルを合わせて

  q
と入力すると, そのウィンドウを閉じることができます. また,
  set terminal x11 reset
と入力すると, 開いているすべての画像ウィンドウを閉じることができます.

gnuplotを終了すると, gnuplotが作成した画像のウィンドウもすべて閉じます. このウィンドウを閉じないようにする(gnuplotが終了してからも画面に残っている) ように変更したいときには, gnuplotを起動するときに

  gnuplot -persist [Enter]
のように, gnuplotに persist というオプションを付けます.

ターミナル x11 では日本語を問題なく取り扱うことができます.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日