: 複素数の表現
: ユーザ変数
: ユーザ変数を新しく定義する
目次
現在定義されているユーザ変数をすべてファイルに保存することもできます.
このためには, save var というコマンドを使います.
コマンド save var の使い方は,
save var 'ファイル' [Enter]
です. ここに, 「ファイル」と書かれた部分には適当なファイルの名前が入ります.
ファイルの名前に日本語や空白などを含めると問題が生じることがあります.
ファイル名には英文字と記号「_
」, 「-], 「.」以外は使わないようすれば安全です.
たとえば,
e=2.71828 [Enter]
save var 'test.gp' [Enter]
quit [Enter]
とすると,
現在作業中のディレクトリに test.gp というファイルができます.
このファイルの内容は図4.6のようになります.
図 4.6:
コマンド save var によって生成されるファイルの内容
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図4.6において,
最初の部分はこのファイルが gnuplot のコマンドであることを示す
部分, その下の行頭が文字「#
」で始まる部分はすべて注釈で,
最後から2行目の部分にユーザ変数の情報が書かれています.
最後の行には「# EOF
」というコメントが書かれています.
このようにして保存されたファイルは
第3.1.3節で解説されている
コマンド load
を使って読み込むことができます.
ファイルを読み込むと,
そこで定義されているユーザ変数が使えるようになります.
Shigeru HANBA
平成17年7月16日