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: オプションつきでファイルをロードする - call - : ファイルをロードする : ファイルをロードする 目次

オプションなしでファイルをロードする - load -

コマンドloadは, 単純にgnuplotのコマンドなどが書かれた ファイルを読み込むコマンドです. あらかじめファイルに一連のgnuplotのコマンドを書いておいてから そのファイルを load コマンドで読み込むと, そのファイルに書かれたコマンドすべてがキーボードから打ち込んだ 場合と同じように上から下に順に実行されてゆきます.

コマンド load の使い方は,

  load 'ファイルの名前' [Enter]
です. ここに, 「ファイルの名前」と書かれた部分には, gnuplotのコマンドなどが書かれたファイルが入ります.

たとえば, 図3.2のような 内容のファイルを用意しておいて(ファイル名を sample1.gp とします), gnuplotのウィンドウ内で

  load 'sample1.gp' [Enter]
というコマンドを実行することは, キーボードから
  set terminal x11 [Enter]
  set xrange [0:10] [Enter]
  set yrange [0:10] [Enter]
  plot x+1 [Enter]
  set terminal postscript eps [Enter]
  set output 'test.eps' [Enter]
  replot [Enter]
という内容を1行ずつ打ち込んでゆくことと同一の効果があります.
図 3.2: ファイル sample1.gp の内容
\fbox{\begin{minipage}{.8\textwidth}
\par
\begin{alltt}
\relax{} set terminal x1...
...pt eps
 set output 'test.eps'
 replot
 \relax \end{alltt} \end{minipage}}

なお, コマンド load は, 読み込まれるファイルがカレントディレクトリにあると 仮定します. カレントディレクトリ以外にあるファイルを読み込みたいときには, 絶対パスあるいは相対パスでディレクトリと合わせてファイル名を指定するか, あるいはコマンド cd を使ってそのファイルがあるディレクトリまで移動して下さい.

たとえば, 絶対パスを使って読み込むファイル名を指定するときには

  load '/home/test/sample1.gp' [Enter]
のようにします.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日