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: 数式を組むためのいくつかのコマンド : plusモード: 数式の組版とテキストのより細かい制御 : 数式の表現 目次

グラフの標題に簡単な数式を入れる

まず簡単な例題を見ておくことにします.

以下に, グラフの横軸に「下付き添字の例: $ a_1$」, 縦軸に「上付き添字の例: $ a^2$」というラベルを付け, グラフ全体に「平方根の例: $ \sqrt{2}$」という題目を 付けている例を示します.

  set terminal postscript eps plus [Enter]
  set output 'gnuplot-plus-1.eps' [Enter]
  set xlabel '下付き添字の例: $a_1$' [Enter]
  set ylabel '上付き添字の例: $a^2$' [Enter]
  set title  '平方根の例: $\sqrt{2}$' [Enter]
  plot sin(x) [Enter]

結果は図10.6のようになります.

図 10.6: グラフに簡単な数式を入れた例
\includegraphics[width=.6\textwidth]{EPS/gnuplot-plus-1.eps}

この例からもわかるように, 数式を入れるときには, 文字列を

  '数式でない部分$数式$'
のように書きます. 数式が2個含まれる場合には,
  '数式でない部分$数式1$数式でない部分2$数式2$'
のようにします. 数式が3個以上含まれる場合も同様です. 数式が2個以上ある場合には, 数式と認識される部分は となります. 記号$の数が奇数個の場合はエラーになります.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日