ひとつめは,
fit 関数 'データファイル' via 変数1, 変数2, ... [Enter]というものです. この場合, 「変数1」, 「変数2」と書かれた 部分には, 当てはめに使う関数に含まれる調整可能なパラメータの 名前が入ります.
ふたつめの使い方は,
fit 関数 'データファイル' via 'パラメータファイル' [Enter]というものです. この使い方をする場合には, あらかじめパラメータの初期値が書かれた ファイルを用意しておく必要があります.
パラメータファイルの作るときには, たとえば図9.52に 示すように, 変数の名前とその初期値を等号をはさんで並べます. 先ほどの例で見た, 図9.51のファイルも, 註釈行(文字「」で始まる行)を除くと, この形をしています.
ふたつめの使い方をした場合, コマンド fit の実行が終了した段階で,
update 'パラメータファイル' [Enter]というコマンドを実行すると, パラメータファイルの内容が更新されます.
パラメータの中に値を変えてはいけないものがあるときには, たとえば図9.53の パラメータaの部分のように, パラメータ値の右側に 「#FIXED」という文字を書いておきます. そうすると, パラメータの値が更新されることはありません.