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: キーワード unique を指定したグラフ : データ点のあいだを結ぶ線のなめらかさを変える : データ点のあいだを結ぶ線のなめらかさを変える 目次

準備

9.33(a)のようなデータファイルを考えます. ファイル名を for-smooth.dat としておきましょう.
  plot 'for-smooth.dat' with points pt 6 ps 2 [Enter]
とした結果を図9.33(b)に示します. このデータファイルでは, 同一のx座標 データ点が3個ずつあることがわかります.
図 9.33: x座標が小さい順に並んでいないデータファイルとそのグラフ
\includegraphics[scale=1]{EPS/11-file.eps}
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-data-smooth-1.eps}
(a)ファイル (b)グラフ

まず最初に,

  plot 'for-smooth.dat' with linespoints, 'for-smooth.dat' with points pt 6 ps 2 [Enter]
として, 単純にデータ点のあいだを線で結んでみます. ただし, 上の例で,
  'for-smooth.dat' with points pt 6 ps 2
となっている部分は, 図を見やすくするためにグラフにデータ点そのものを 重ね書きしている部分であり, 本来は必要ではありません. 以下の例では, データ点と曲線の関係を見やすくするために, グラフにデータ点をつねに重ね書きしておくことにします.

さて, 上のようなコマンドを実行した結果は 結果は図9.34のようになります.

図 9.34: データファイル for-smooth.dat を単純に線で結んだもの
\includegraphics[scale=1]{EPS/gnuplot-data-smooth-2.eps}
データがx座標の小さい順に並べられていないことと同じx座標を持つ点が 複数あることから, 滅茶苦茶な線が引かれています.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日