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: 非対話的なgnuplotの実行 : チュートリアル : 1変数関数を描画する 目次

epsファイルに保存する

描画したグラフをLATEXで処理可能なeps (encapsulated PostScript)形式で 保存するには, まずset terminalという コマンドを使って出力データの形式をpostscriptに変更します.
  set terminal postscript eps [Enter]
キーボードからの入力に誤りがなければ,
Options are 'eps noenhanced monochrome 
dashed defaultplex "Helvetica-Ryumin" 14'
とうようなメッセージが画面に表示されます.

続いて, set outputというコマンドを使って 出力ファイルの名前を指定します. ここでは, test.epsと しておきましょう.

  set output 'test.eps' [Enter]
ここまでの手順が終わった状態で
  replot [Enter]
と入力すると, グラフがtest.epsというファイルに保存されます. ここまでの作業が終わったときの gnuplot のウィンドウの内容を図2.3 に示します.
図 2.3: ファイルへの保存が終わったときの gnuplot のウィンドウの状態
\includegraphics[scale=.8]{EPS/gnuplot-intro-0.eps}

いったん出力データの形式を postscript 形式に変更すると, それ以降は, 利用者が出力データの形式を切り換えるコマンドを 実行するまで, 出力データの形式はずっと postscript のままになります. ところで, 出力データの形式が postscript になっていると, 描画したグラフのようすを画面で確認することはできません. 再びグラフを画面で確認できる状態に戻したいときには,

  set terminal x11 [Enter]
というコマンドを実行する必要があります.



Shigeru HANBA 平成17年7月16日